会社のパーティの受付嬢を務める。
依頼された当初は「この忙しいときに！」とまたまた苛立ったけど
いざやってみると、たまには違った仕事も気分転換になっていいもんだなと思った。
いつもと違うスーツを着て、念のため笑顔の練習などもして
高級ホテルで、はったりでも堂々と笑顔で応対する。
それも仕事。これも仕事。

またも壊れて泣いてしまった。
ここ最近、午前中ずっとうつ。
そうでなければ、イライラ。
お昼に外に出た瞬間、一気に悔し涙。
少し気を落ち着けてランチのお店に入ると穏やかになり
ランチを食べて会社に戻る頃には気分も良くなっている。
ランチ命。朝は朝できちんと朝食を取っているのになんでだろう。

後輩の送別会。
昨秋、キーチに交際を申し込んでくれたけど年下過ぎて断ってしまった彼。
それはそれ、これはこれ、共に働いた仲間として別れの挨拶はきちんと。
ぴっかぴかの新入社員から、心身ともに疲れ果てて生気を失った時期を経て、彼は今とても素敵な青年に成長した。
お姉さんはうれしいよ。
これから幾つもの転勤を繰り返し、いつか素敵な管理職になって私の前に現れてくれることを祈って、バイバイ。

　ひきこもりの番組を見た。
　自分は具体的に病気があったから彼らとは違うのかもしれないけど、20歳前後で玄関から出られない・社会に出られない苦しみというのは、ほんの少しわかる気がする。ただ、社会経験もない中で「やりたい仕事がない」と言い切ってしまうのは少々浅はかではなかろうか？社会にはほんとにたくさんの仕事と働き方がある。家の中でTVやネットや求人雑誌から得る華やかな情報よりも、一歩外に出てみて見えてくるものがたくさんある。そんなに気負わず、構えず、軽い気持ちでバイトをはじめてみたら意外といけるかもしれない。
　かくいう私も人や社会と関わるのが怖くて一歩も外に出られないという生活を何ヶ月も送った。一日中カーテンを閉め切る生活から、近所のコンビニまで行ってみる、大型スーパーまで行ってみる等、少しずつ心のリハビリをする過程でたまたま「映画館のもぎり」という恐ろしく楽そうなバイトを見つけたからやってみただけ。それが意外と続いた経験から「やってみたら意外とできるかも・・・」と思えるようになって幾つかのバイトを渡り歩き、最終的に今の正社員の仕事に落ち着いただけ。もっともこの仕事が自分に向いてるのかなんて今になってもわからないけど。
　ちょっと外に出てみたら出入り業者や取引先の仕事とか、バイト仲間や社員の前職とか、いろいろ見えておもしろいんだけどな。両親にお金があって無理に働く必要のない人には働くこと自体に意味を見出せないのかな・・・せっかくの若い体と頭をフルで使わないなんてもったいない。うちの会社なんて頭の堅い年寄りだらけで若いエネルギーを欲しているのに。

なごり雪。なんだかせつない。

ボスから、4月の管理職会議に出席して
新任の管理職にレクチャーして欲しいと言われた。あほかっ。
右も左もわからぬ新入社員ならまだしも、
仮にも管理職になった人間が「基本の基を教えて」はないだろう。
また、眉間の皺が深くなる。。

〆切日。担当拠点の処理が完了しているかチェックしていたら
投げ出したまま帰ってた営業所があって、ガックリ。
朝一で「今日中に処理するように」と未処理明細をFAXしておいたのに・・・
先般、新入社員を指導しきれずに放り出した拠点だった。
はぁ・・・OJTで新人が育たない理由は新人の能力不足なんかじゃなく
現場の指導力不足と責任感のなさに尽きると思う。

28歳からの化粧水「suisai」を使い始める。
なかなか良い。この歳になって自分の肌が生き返るとは思わなかった。
しいていえば、コットンパック（マスク）でさらに浸透させたくても
コットン自体に染み込みにくいので手間がかかるのが難点。
でも、まっ、パッティングだけでプルプルなるから良しとしよう。

「アクセス元表示」を見ると
時折キーチを気にかけてくださる方がいらっしゃるようで
大変ありがたく思っております。

先輩の体調が少し落ち着かれたようで引継ぎを始めた。
とても丁寧に説明してくれて、ホントのホントに反省した。
私が余裕なくて、内心、先輩を責めていたように
先輩も余裕がなくて、会社（同僚）どころではなかったのだろう。
チームで働くって難しい。

朝食；エクレア
昼食；エクレア
夕食；どら焼き
まともに食事をする気力がなく、かといって、抗生物質も飲まねばならず
家にある甘党をとにかく放り込む。

たいていのお好み焼き屋には雑誌や週刊誌などが常備されていて
ひとり客は大概待ち時間に雑誌を手に取る。それは、まぁ、良し。
だけど「食べながら読む」というのはいかがなものかと思う。行儀もわるいが、
店主に対して失礼だと思う。仕事とはいえ、せっかく焼いてくれたものを
店主の目の前で「テキトーに口に運ぶ」のは見ているこっちが腹立たしくなる。

出された食事はきちんと食べる。残さず食べる。
生産者と調理した人に感謝して食べる。
そう、子どものころ、躾けられた。
何時間もかかる食事じゃないんだし、きちんと「ごはん」と向き合おうよ。

ゆるりと長風呂に入る。
始めは今日のできごととか考えちゃうけど、そのうち無になる。
そのあとちょっとしんどくなって湯船から出る。
落ち着いたらもう一度湯船に戻って温もってからカラダや髪を洗う。
お風呂上りに丁寧につめを切る。ストレッチをする。
全身がほぐれたところで、おやすみ。今晩はゆっくり寝られる？

山本文緒 『絶対泣かない』 文庫版あとがき より
『もし、あなたがあなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなにつまらない仕事でも、それをつまらないと思っているのはあなた自身です。つまらない仕事を選んでいるのもあなたで、でもそのつまらない仕事でお給料をもらって自分を食べさせているのなら、一見華やかそうでも、誰かから扶養されている人よりは何倍も自由であることを、時々は思い出してください。』

ば　か　に　す　ん　な　よ　。

自分の弱点はわかっているのだ。
昔、自律神経で一度「大コケ」して以来、メンタルが完全復旧していないこと。
日照時間が少ない冬は健常者でさえ冬季うつ病になりやすいわけで
仕事のピークとも重なる1月2月は例外なく「この世の終わり」的思想になること。
月経前症候群の諸症状にうつ症状も含まれていて
毎月、頭痛とむくみとうつの波がやってくること。
冬でも生理がはじまってから排卵までの天気の良い日は
それまでの毎日が嘘のように楽になること。
どんなに軽い抗鬱剤や安定剤でも仕事がままならなくなるほど
ふわふわしてしまうので、飲むに飲めないこと。
朝日を浴びながらの自転車通勤（鼻歌付き）が心身の諸症状の改善にとても効果的
なこと。
友人と他愛のない話をすることで（人生相談じゃなくても）随分と楽になること。
うなじから背中の中心あたりをシャワーであたためると全身が楽になること。
涙のあとには必ずお腹がすくこと。食べればとりあえず落ち着くこと。

自分を俯瞰で見るようにして、
ピンチの自分をもう少しうまくほぐしてあげたいんだけどな。

高校の同級3人でお茶。
ほっとひと息。
昨日までの戦闘モードから次第にニュートラルに戻って行く。
いくら寝ても、いくら長風呂に入っても、リセットできなかったのに
彼女たちとの数時間でふっと軽くなった。

営業所の新入社員の指導のため、出張。
事務指導担当が出張を拒否したため、担当外のわたしがやむなく行くはめになった。
はぁ・・・彼女たちは事務指導のためだけに給料をもらっているのに
本来業務を投げ出している。
私は会計業務をするために給料をもらっているのに
それを後回しにしてまで出張するようボスに強要される。
この会社、おかしいんじゃないの？？

自分が新入社員だったころ、指導係の先輩がとてもいい加減だったので
課長代理から仕事のいろはから社会人としての心得まで教わった。
その課長代理が常々おっしゃっていたのは「給料の分だけ仕事しろ」ということ。
新入社員としての給料（勉強させてもらう身分で給料を受け取ることの意味）、パートや派遣より高額な理由（正社員としての職務）、管理職の利用法（他の部署との折衝で平社員だとなめられることがあれば管理職を引っ張り出しうまく使え。管理職が君たちを管理するだけではなく、君たちが管理手当の分だけ上司を働かせればよい。）
課長代理の教えを常に意識して5年間働いてきた。
それでもまだ自分の給料に見合うだけの仕事は出来ていない気がする。
だからなのか自分より高額な給料を受け取りながら職務怠慢ともいえる社員がごろごろしていることに憤りを感じる。
はぁ・・・そこまで気合入れて仕事しなくてもいいんだろうけど。

話戻って、新入社員さん。
彼女は被害者。
最初に入った営業所が彼女をまともに指導できず、放り出してしまった。
先に出た事務指導担当も彼女に対する出張指導を放棄した。
きちんと指導すれば吸収できる人なのに。
今の営業所は先輩方も充実していてどうやら大丈夫そう。
本日の私の業務は彼女の点と点の知識を線で結ぶことだった。
いま入力しているデータがシステムにどのように反映するのか？反映したデータが別のシステムにどのように作用するのか？手元の事務処理だけでなくその前後を見られるようになるとわたしたちの仕事は随分と楽になる。
一緒にがんばろう。
あなたは新入社員として吸収するのが仕事。
わたしは会計部門兼ヘルプデスクとして実務もこなしながら指導するのが仕事。
出張指導は難しいけど、わからないことはメールでもFAXでも照会してきてね。

先輩が職場に戻ってこられた。
病気ではなく、切迫流産の危機だったそうで。その後もつわりが酷いそうで。
はぁ・・・なんだか、反省。
でも、長期で休まれるわけでお休みの理由くらいは先に教えて欲しかった。
それは、とてもプライベートなことだから、会社に（というか上司以外の社員に）オープンにしたくないという気持ちはわかる。けれど、私たちはチームで働いているのだ。何百、何千万というお金が動くわけで、フォロー体制だって組まねばならない。
「今週も調子悪いので休みます。（理由は言いたくありません。）
　ずっと寝たきりです。
　とりあえず一件書類の保管場所をお教えしますので、フォローをお願いします。」
では済まないのだ。
そうさ、私は未婚だし、ましてや流産の危機が心身ともにどんなに苦しいものなのかわかりようがないさ。だけど、給料もらいながらお休みするならそれだけのことをしてよ、と思うのは私だけ？
「こういう理由でしばらく休みます。
　体調がいつごろ安定するかはわかりませんが
　1〜2ヶ月の長期になるかもしれません。
　月例の事務処理についてあらかじめお知らせしますので
　フォローをお願いできませんか？」
ではないのか？
毎週月曜日に「今週はこれして、あれして」とお休み更新電話をかけて来られるほど、正直不愉快なことはない。って、こんなことを今さら誰に吠えても「相手は流産の危機にいた妊婦なんだから」と戒められるだろうから言うに言えない。「お前んとこのチーム運営が悪い。いつ誰が欠けても回せるように事務処理の共有化をしておくべきだったろ」と言われれば返す言葉もない。
だけど、だけど、

ほんとは今頃、沖縄にいるはずだったのに・・・
玄関を出られなかった。
体調不良より、むしろ、うつ。
飛行機やホテルをキャンセルするにも電話をする気力がない。
意を決してようやく電話をかけたらオペレーターのいらついた声にさらに落とされる。
先輩がもう2週間も会社を休まれている。
1年で1・2を争うほど忙しいこの季節、月例の事務に加え、税務申告資料の作成、事務処理の変更等、自分の担当分だけでも手一杯なのに、先輩の分まで自分にふりかかる。先輩が体調を崩されて苦しい思いをされているのは重々承知している。責任感の強い方で病床から会社へ電話をかけてこられるのにも頭が下がる。
けれど・・・限界なのだ。
いつもお世話になっている先輩のフォローに回らねばと思う人並みの自分と、
いったいいつまで休むつもり？と苛立つブラックな自分と、
出先から2倍の照会とクレームを受けてパンクする自分と、
こんな生活がいつまで続くのか？と悲観して夜も眠れない自分。
「こんなときだからこそ（キーチまで潰れないように）しっかり休んで来い」と
予定通り休みを頂戴できたのに、このざまだ。
諸先輩方は同僚の退職や産休でいまのわたしのような状況をきっと何度も経験し、乗り越えて来られたはずなのに、わたしは今、確実に壊れようとしている。