20km離れた街の花火の音が響いてきた。
へぇ〜、ここまで聴こえるんだ。
そういえば、今年は花火を見に行ってないなぁ。
夏フェスの最後に少し見られたけど、やっぱり花火を見たい。

世間はすっかり盆休みだけど、うちの会社はカレンダーどおりに営業。
今日も明日も仕事仕事仕事。。。

いくつになっても初チューはいいもんだ。
来るのか？来ないのか？という微妙な間合いがなんとも。
それにしてもこんなのんびりしたペースでいいんだろうか？

高校時代からの悪友とビアガーデンへ。
お互い、独身・子なし・三十路の中堅正社員。
同類、相憐れむ？そうかもしれんね。
途中から悪友の彼氏も加わって深夜まで話し込む。
気を遣わないしあわせな時間。

今週末は仕事でまったく会えないという彼に
不安な気持ちが爆発してしまって
言ってはいけない一言を言ってしまった。
あぁ、まだ、そんなに親密な関係でもないのに。
親密でないから言いたいことも聞きたいことも飲み込んでしまって
自分の中で消化しきれなくなってしまった。
あ〜、情けないなぁ。
歳だけ30になっても全然大人になれてない。。

激動の1ヶ月と5日でなんだか疲労困憊。
あまりに順調すぎて「このまま（結婚まで）行ける！！」って思う日と、
「やっぱダメじゃわ」と思う日の差が激しすぎて...吐きそうになる。
何でも気兼ねなく話せるようでいて、、、腹の探り合いのような。。
一緒にいて話していると、楽しいしうれしいけれど、疲れる・・・・・

あまりにやっかいな残高の解明に唸っていたら
周囲に私の唸り声が機械音のように聞こえていたらしく
「何か鳴ってない？」とちょっとした騒ぎになってしまった。
すみません。私の唸り声です。。。脳ミソが警告音を発しました。
そういえば、高校受験で塾に通っていたとき、隣の席の女の子から
「キーちゃんって独り言言うよね」って指摘されたなぁ。
16年経っても変わってない。変われてない？

参議院議員選。
私の投じた貴重な一票は、無事、当選という形で反映していてよかった。
とりあえず私の日常は、選挙カーのいない静かな環境を取り戻したけれど
これから政界でどんなうねりが起こるのか見ものだ。

NHKのドラマ「新マチベン」で
石坂浩二が「過去はその人にとって芸術作品・・・」と言っていた。
なるほど、芸術作品か。良くも悪くも、そうかもしれんなぁ。
私の30年分の過去。思い返すといろいろあるけど
その時々の選択の先に今の自分があるわけで
どれが欠けても今の自分にはなってないわけだから。
周囲に理解してもらえなかったり、逆に、
自分は納得いかないのにやけに周囲の評価が良かったり。
よく言ったもんだなぁ。

マンデー・ブルー・・・と言いたいところだけど、
明日が〆切なので、とにかくアクセル全開で仕事に取り掛かる。
眉間に皺を寄せ、時にうなり、時に腕組みをして
きっと『般若』のような顔をしていたに違いない。
仕事も減ったが、人はそれ以上に減らされているので
残されたルーティンの仕事をまわすのに結構苦労している。

合コンの彼と夏フェス・デート。
いや、楽しい。実に、楽しい。
音楽も、空も、緑も、彼も、花火も・・・
すべてに大満足でこんなにしあわせでよいものかと思った。
どうか、このまま順調に進みますように。

合コンの彼と食事。
またまた楽しくて、気がついたら22時を回っていた。
へっ、平日なのに。。
私の体調を気遣ってくれ、マンションの前までタクシーで送ってくれる。
初めてつないだ手は、とても控えめで、だけど、暖かかった。
30歳にもなって、それなりに修羅場も経験して、
大概のことには動じないつもりでいたけど
手をつなぐだけでこんなにもしあわせな気持ちになれる自分を笑ってしまった。

先週の合コンで会った人と食事。
本当に楽しくて楽しくて、気がついたら3時間半も経っていた。
合コン以来、毎日メールをやりとりしていて
文面から、まめで気配りの出来る人なんだなぁと思っていたけど
さしで食事してみてなおさらそう思った。
穏やかだけど明るいし気さくだし良い人にめぐり会えた。
この関係を大事に育てていけたらいいなぁ。

と思っていた矢先に前の人からSOSの電話。
あぁ、、、尊敬していた人の弱った声を聞くと
こちらも消えてしまいたくなるほど悲しくなる。
飛んで行って抱きしめてあげたくなるけど、それはできない。

「あなたなら大丈夫」と励ましている間に、
ついさっきまで食事していた方からメールが入る。
あぁ・・・・・わたしは何をしているんだろう。
公私共にお世話になった人をないがしろにはできないけれど、
私は、私の未来のために走らなきゃ。

転換期がスパイラルのようにやってきて
うむを言わさず私を取り込んでゆく。
この状況を求めていたはずなのに
あまりの変わりように立ちすくむ。
だけど・・・・・スパートせよっ。
今走らないと、またもとの自分に戻っちゃうよ。

自分の周りが急激に変わり始めてパニックに陥る。

3ヶ月ぶりの合コン。
初めての全員30代コンパ・・・
最初は高齢すぎてびびったけど、20代の合コンより落ち着いて話ができ、
みな自立していて、でも肩肘はらずに楽しかったし、本当に居心地良かった。
向かいの人と話すとき、なんだか自分の部屋にいるときのようにリラックスして話ができ
あぁ、自分はこの人と結婚するんじゃないか？と思った。
自分でも早とちりかと思うけれど・・・でも、
初対面でこんなにすっと話が出来たのは彼だけだ。
帰り際、ケータイ番号とメアドを交換。
ここ数年、電話番号なんて聞かれたことなかったからさらに驚き。
もしかしたら、もしかするかも！？

空腹で酒を飲んだら1缶も飲み干さないうちに
頭がぐるぐるまわり始めた。

K女史が出張でお見えになったので二人で飲みに行く。
わたしがいま一番尊敬している女性。
仕事の視点とか、問題提起とか、周囲への心配りとか
何から何まで見習うところばかり。
さしでお話してみて、K女史にも尊敬する歴代上司がいて
その方たちの指導やバックアップもあっていまのK女史があることを知った。
人を生かすのはやっぱり人なんだ、と思った。

今の仕事を担当して今日で丸5年。
5年前わたしを迎えてくれた14人（総合職からパートまで）のうち
8人が退職され、5人が他部門へ異動し、残る1人も今月末で異動する。
はぁ・・・本当にひとりぼっちになってしまった。
5年前の業務の9割方を本社に移管したので次々と人が去っていくのはしょうがないことだけど、さすがに最後の1人を見送るとなると・・・
今後は私の後にチームに加わった1人と残務整理の日々。
3年前に本社集中の話が出て以来、投げやりになったり、ふさぎ込んだりの繰り返しだったけど、諸先輩方を見送った今は何だか開き直っていて、有終の美というかこのチームを私の手できれいにたたもうと持ち越された残高の解明に注力している。
傍目には取り残されたダメ人間のように映るかもしれんけど
会計課の一員として今いる場所でどう生きるか、なのだ。

あの人が過ごした街であの人が見た景色を見る。
15年前、こんなに遠く離れていた人と
7年前に出会い、
3年前に始まった。

どんな形であっても
出会えたことは素敵なことだと思う。

あの人が毎日歩いたであろう道を踏みしめ、
時折くつろいだであろう老舗のカフェでコーヒーを飲む。
明日からまた日常が始まる。