5月24日の日記

TVから尾崎豊のI LOVE YOUが流れてふとやさしい気持ちになる。
大学の時、家族社会学の教授が
「尾崎豊の曲を聴くとこの人は愛されずに育った孤独な人だと
　いうことがよくわかる」
と講義で話していたことをよく思い出す。
兄の影響で小学生のころから尾崎の曲を聞いていたけれど、教授が何をもって
尾崎をそう理解したのか20歳前後のわたしにはわからなかった。

30歳を過ぎて会社帰りの夜道で信号待ちをしてたりすると
OH MY LITTLE GIRLやI LOVE YOUをつぶやくように歌っていて
「若くしてこんなささやかな幸せを大切に守ろうとした尾崎は
　やっぱり愛に飢えていたのかなぁ」と思う。
10代ならもっと貪欲に別の何かを求めてもよかろうに。
でもってそんな尾崎が支持されているということは多くの人が似たような境遇
なんだろうなとせつなくなる。
みんなが心穏やかに満たされて生きられたらいいのに。