2月21日の日記

2009年2月21日 日常
実家から突然父が訪ねてきた。
昨年、両親と決裂して以来。 顔だけ見て帰って行った。
母とはメールで『今日かぎりあんたの親を下りる』『結構』とやりとりして終わっている。

一切の甘えを許さず、一人で生きていけるようにと育てたのはそっちではないか。
幼い頃に手をつないだ記憶も頭をなでられた記憶も一切ない。
「自分の子どもをかわいいと思ったことは一度もない。」と遠い昔に言われた。
「あんたが結婚しないから私がばあさんから小言を言われるではないか。」
「いつまでこの家にいるつもり? 結婚しないなら一人で出て行けば。」とも。

10代のころから早く家を出たかった。
けど、家出なんて合理的じゃないから兄と同じだけの学費を出させて(巻き上げて?)からにしようと決めた。情けないことに自分の力不足で遠方の大学に落ち、自宅から通わざるを得なかったのだけど。
20代になって一部上場企業に就職して、家を出て、自立して、誰にも何にも言わせないって必死に生きてきた。
それでも親戚の中で唯一、結婚もできず子どもをもうけていない娘を許せないのか「結婚」「結婚」と責めてくる。 30代の独身娘は、いい恥さらしということか。

仕事柄、毎日のように崩壊した家族や行方不明になった人の財産をどう取り扱うべきか照会を受ける。居場所がわかっていても関係が決裂していて相続手続きを行えない家族も少なくない。自分もそう遠くない未来、彼らのようになるのだろう。

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