10月5日の日記

2006年10月5日
誰か寄り添ってあげられていたら、と思う。
別に恋人じゃなくても同僚でも上司でも
誰か彼のSOSに気づいてあげられていたら、と思う。
そばにいなくても電話でもメールでも
誰かが彼を気にかけていて彼を必要としていると伝えられていたら、と思う。
新入社員の夏「もうすぐ同期が異動してくるので楽しみだ」と語った彼の
無邪気な笑顔が今も脳裏に焼きついている。
彼がこれから経験するはずだった結婚とか父親になる責任感とか
油が乗って本当に仕事がおもしろくなる時期とかそれら全部を
知ることなく逝ってしまった彼。
もっと他に(転職とか)道はあったろう、と思うけれど
追い込まれすぎてその選択肢にさせ手を伸ばすことができなかったんだろうか。
ホントのことは誰にもわからない。
周囲の人がどんなに手を伸ばしてもその手を振り払ってしまったのかもしれない。
誰にもわからないけれど彼がいなくなったことに悲しみを覚える人が
こんなにもいることを彼は知らない。

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